2年前、40代後半。
2人の子供が就職し早くも子育て終了、心にポッカリ穴が開いた。
第二の人生とよく聞くけど、仕事以外に何をすれば良いか分からなくなってしまいました。
あれっ 私は何のために生きているんだろう❔
それまではの私たち夫婦は、子供の野球の応援に飛びまわる日々。
節約は苦手。家計簿は三日坊主。夫婦でフルで働き,稼いだお給料は,きれいさっぱり使い果たしてました。
そんな私たち夫婦が一念発起して個人事業主になった理由をお話します。
きっかけ 1 老後2000万問題
丁度その頃、テレビの中の政治家さんが老後2000万問題を叫んでいました。
老後2000万問題とは
夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職世帯では毎月5.5万円の不足が生じる。
平均寿命が延びている現代では20~30年間で約1320~1980万円の不足が生じるとのこと。
2021年の日本人の平均寿命は男性が81.47歳、女性が87.57歳。
仮に90歳まで生きたら退職後には25年、100歳まで生きたら35年の余生があります
「2000万円」はあくまでもモデルケース。
生活水準によって実際の不足額は異なりますが漠然とした老後の不安が日本中を駆け巡りました。
でもまだまだ他人事のように何とかなるだろうと思っていました
きっかけ 2 扶養家族がいなくなった
子供の独立
夫も私も、母子家庭でしたが、ここ数年で両家の母親が他界。
結果、税法上の扶養家族がいなくなりました。
税法上の扶養家族
扶養家族は所得控除の対象となり、所得税や住民税などの税負担が低くなるメリットがあります。
息子が大学生だったころは63万円の控除
同居だった義母と実家の母も主人の扶養になっていたので合わせて106万円の控除がありました。
控除がなくなると世帯主の課税所得が169万円増えるという事。税金の負担が急増。
国に搾取されるがままです。
なんかすごく損している気分になっていた頃でした。(それでもまだ行動せず)
きっかけ 3 夫の一言
ざっくりと何かしなくてはと焦ってはいたけれど具体的に行動することはできませんでした。
そんな時夫から
老後資金はどうする❔
何か始めなやばいんでないかい❔
人生100年時代に突入して後50年近く生きるかもしれない(長い・・・)
貯金をして夫と二人豊かな老後を迎えたい!と思い散財生活にピリオドをうつ決意をしました。
追い風 夫の病
そしてSNSで猛勉強
副業を始めました。
そんなころから夫の様子がおかしくなりました。
3年前、仕事上の人間関係で信頼していた上司から背を向けられる事があり、心に傷を抱えていた夫。
しかし時間がずいぶん経過していたので、私は解決したように思っていました。
でも夫の心に刻まれた傷は、少しづつ大きく深くなっていたみたいです。
ある日、突然仕事に行くことが出来なくなりました。
2人で精神科に通院。
診断は適応障害でした。
今まで何十年と家族の為に自分の辛さは後回しにして働き続けてくれていた夫
ちょっとここで仕事は一休みすることになりました。
そんなこともあり、夫が家で出来る副業が生活の中心に、個人事業主として本腰を入れるようになりました。
豊かな老後のために
はじめは興味と少しの勇気から出発しましたが、今では副業があるおかげで、夫が病気の今も以前と変わることなく生活が出来てます。
人生本当に何があるかわかりませんね。。。
当たり前に思っていた健康や日常が、ある日突然形をかえることがあります。
その時に家族で支え合い乗り越えていけるといいですね。
一見、辛い経験も新しい世界が始まる素晴らしいきっかけになるかもしれません。
豊かな老後のために後悔しないように今から少しづつ行動していきたいです。
コメント